ヘアオイルで肌荒れしてしまう原因と対策について

髪がまとまりやすくなり、ツルツルの手触りになる「ヘアオイル」。
ヘアケアの仕上げとして、毎日欠かすことができない人も多いのではないでしょうか。
しかし…
「ヘアオイルを使っているとフェイスラインが肌荒れしてしまう」
「新しいヘアオイルに変えたら、急にお肌がかゆくなってきた…」
- このように、思わぬ肌荒れに悩まされることもあるのではないでしょうか?
そこで今回は、ヘアオイルで肌荒れしてしまう原因と対策についてご紹介していきたいと思います。
まさに今、肌荒れに困っている方はぜひ最後までお付き合いくださいね!
ヘアオイルで肌荒れする3つの原因
ヘアオイルなどの「洗い流さないトリートメント」を使用したことで、肌荒れを起こす人は決して珍しくありません。
ここでは、ヘアオイルで肌荒れする3つの原因について解説していきましょう。
【原因1】香料や防腐剤などの添加物による刺激
一般的なヘアオイルには、香料や着色料、防腐剤などの添加物が多く含まれています。
もちろん、香りの良いヘアオイルを使うと気分もアガるし、キレイな色のオイルはなんとなく「女子力高め」な気がしてウキウキするものですよね。
しかし、これらの化学物質や添加物は「お肌の刺激」になってしまうリスクが!
化粧品類でも、合成香料や着色料、防腐剤は肌荒れや化粧品かぶれ、アレルギーを引き起こしやすいとされています。
「ヘアオイルは髪につけるものだから、お肌には関係ないでしょ?」
このように思った方もいるかもしれません。
ところが、髪の毛とお肌はさまざまなタイミングで触れてしまうものです。
特に、頬やおでこ、フェイスラインは、髪の毛につけたヘアオイル成分が移りやすい場所。
本来、髪につけたはずのヘアオイルが、敏感な顔のお肌に付着すると…
接触性皮膚炎やアレルギーなどを起こし、赤みやかゆみ、ブツブツ、ニキビなどの肌荒れにつながってしまいます。
【原因2】含有成分のシリコンがお肌に合わない
シリコンは、髪表面をコーティングする働きがあるため、ツルンとした手触りやなめらかな見た目に導いてくれます。
ブラシや手グシが通りやすくなったり、絡まりにくい髪に仕上げてくれる効果も。
しかし、他の記事でも何度もお伝えしている通り、髪の毛は「死滅細胞」です。
簡単にいえば、死んでいる細胞の集まり…ということ。
そのため、シリコンで髪表面をコーティングしたところで、髪の毛自体が蘇るわけではありません。
でも、やっぱりツルツルの手触りって憧れですよね…。わかります。
なんだかんだで、シリコン入りのヘアオイルやシャンプー、トリートメントは人気があります。
効果が速攻で実感できるので、リピーターが多いのも事実。
ところが、このシリコン成分のせいで肌荒れを起こしている人が結構多いのです!
しかも自分では、まさか「シリコンが肌荒れの原因」だなんて思っていないから厄介。
もちろん、全ての人がシリコンで肌荒れを起こすわけではありません。
シリコン=悪ではないのも事実です。
▽参照
ただし、ヘアオイルとして髪表面に付着したシリコンは、髪内部に浸透することがありません。
その髪の毛がふとした瞬間にお肌に触れれば、当然シリコンも肌にバッチリ付着!
シリコンは被膜性が非常に高い物質なので、顔の毛穴を塞いでしまいニキビや吹き出物などのトラブルを引き起こす原因となります。
その他、お肌に合っていないシリコンが使われているヘアオイルを使用した場合には、かゆみ、赤み、ブツブツなどの症状が出てしまう人もいるようです。
ヘアオイルに使用されているシリコン成分名は、ジメチコン、シクロメチコンなどが代表的。
シリコンは、その他にもさまざまな種類がありますが、ジメチコンやシクロメチコン以外にも過剰に配合されているものは注意が必要です。
ぜひ、お使いのヘアオイル成分表をチェックしてみましょう。
なお美容院MAXではプリュムヘアオイルを開発しております。ジメチコンが配合されておりますがその他の成分との配合バランスには相当こだわっており、敏感肌の方が使用しても「肌が荒れない」とお声をいただいております。
【原因3】オレイン酸の含有量が高いヘアオイルを使っている
ヘアオイルで肌荒れしてしまう原因の3つ目は、オレイン酸の含有量が高いヘアオイルを使用していることがあげられます。
オレイン酸は、ニキビの原因菌である「アクネ菌」の大好物!
そのため、オレイン酸の含有量が75%以上の「椿油」や「オリーブオイル」などが原料のヘアオイルを毎日のように使用していると、ニキビや吹き出物、毛穴詰まりなどの肌トラブルが頻繁にみられるようになります。
↑こちらでも詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
ヘアオイルで肌荒れしないための対策
ここまで、ヘアオイルで肌荒れしてしまう原因についてお話をしてきました。
それでも「やっぱりヘアオイルがないと髪がまとまらない!」「ヘアオイルなしでは、パーマのウェーブがキレイに出せない」「乾燥が気になってしまう」なんて方も多いでしょう。
そんな方のために、ヘアオイルで肌荒れしないための対策についてご紹介していきます。
【対策1】添加物が少ないヘアオイルを選ぶ
ヘアオイルで肌荒れしないためには、添加物ができるだけ入っていないモノを選びましょう。
いまお使いのヘアオイルで肌荒れしてしまう場合、まずは成分表をしっかりと確認すること!
香料や防腐剤などの添加物が含まれていれば、もうそのヘアオイルを使うのは中止してください。
香料は、そのまま「香料」と書かれていることがほとんどなので、わかりやすいでしょう。
防腐剤は、「フェノキシエタノール」などと表記されています。
「せっかく買ったのに勿体ない…」なんて思うかもしれません。
でも、髪がキレイになったとしてもお肌がボロボロではプラマイゼロどころか、明らかにマイナスです。
いさぎよく諦めるのが吉でしょう。
また、シリコンの過剰配合にも注意が必要。
市販のヘアオイルに含まれているシリコンは、「ジメチコン」「シクロメチコン」「シクロペンタシロキサン」などが多いのですが、その他にも多くのシリコンを配合している商品も存在します。
購入する際には、シリコンが過剰配合されていないかどうかを必ずチェックしてみてください。
全成分を見たときに一番上に来ている成分が高配合されている成分ですがメーカーによっては配合量がまったく違うので、一概にトップにジメチコンの記載があるから肌荒れをしてしまう!とは断言できません。
何度も言うようですが、高配合をされている場合は要注意です。
シリコンについて動画でも解説しておりますのでよかったらどうぞ!
【対策2】オレイン酸の含有量をチェックする
ニキビ菌(アクネ菌)のエサとなる「オレイン酸」が多く含有されているヘアオイルは、肌荒れしやすくなるので避けるべき。
特に、脂性肌やニキビ肌で悩んでいる方は絶対やめておいた方が良いです。
オレイン酸が多く含まれているヘアオイルを使い続けていると、フェイスラインを中心に、白ニキビ、赤ニキビがどんどん増えてしまうでしょう。
前述した通り、オレイン酸の含有量が多いオイルは「椿油」と「オリーブオイル」です。
その他、アルガンオイルも47%ほどのオレイン酸が含まれているため要注意!
ホホバオイルは、オレイン酸12%程度なのでヘアオイルとして使用しても、肌荒れが起きにくいためオススメです。
【対策3】顔の肌に髪が触れないよう心がける
ヘアオイルをお風呂あがりに使っている人は多いでしょう。
しかし、夜につけたヘアオイルは就寝中に顔の肌に付着して、肌荒れを引き起こす原因になってしまうこともあります。
特に、髪がロングの人は寝ている間にも、髪の毛がお肌に当たってしまいがち。
髪を枕の上側に持っていき、フェイスラインにかからないよう心がけるのも、肌荒れ防止には効果的です。
また、家にいるときはできるだけ顔まわりの髪の毛をまとめておきましょうね。
もちろん、髪の毛が短い方でも油断は禁物。
髪をいじる癖がある人は、その手で顔を触ってしまうとヘアオイルの成分がお肌にそのまま移ってしまいます。
その結果、手に付いた雑菌とヘアオイル成分が混じり合って、ニキビや肌荒れを起こしやすくなるので注意してください。
まとめ
今回は、ヘアオイルで肌荒れしてしまう人に向けて、その原因と対策についてご紹介してきました。
ニキビや赤み、かゆみ、ブツブツなどの肌荒れを起こさないためには、余計な添加物が含まれていないヘアオイルを選ぶべきです。
youtubeでも内容をまとめたものをお話しています!
↓↓↓
現在、美容室MAXでは肌荒れに悩む方のために、シンプルに設計した自社製品を作っています。
もちろん、防腐剤や香料など、アレルギーの原因になるような余計な成分はできるだけ入れません。
大人気のプリュムシリーズにも、新作ヘアオイルが登場予定!
ぜひ、楽しみにお待ちくださいね。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。