ヘアスプレーは肌荒れの原因になる?成分・対策の解説も!

みなさんこんにちは、SUKOです。
本日のテーマは「ヘアスプレーは肌荒れの原因になるのか?成分・対策方法とは?」です。
しっかりセットでお世話になることが多いヘアスプレー。実は、肌荒れの原因になることがあるのはご存知でしょうか?今回はそんな肌荒れしてしまう原因や成分についてのお話です。
ヘアスプレーで「あれ?」と思ったことがある方は、特にご覧頂ければと思います。
そもそもヘアスプレーって?
まずは「ヘアスプレーって何?」という話について。
ヘアスプレーとは、
「容器内に内圧をかけて入れ込んだ液状樹脂をガスの力で髪に噴射し、髪の乱れを防ぐアイテム。主にヘアセットの仕上げ用として使用される」
(Wikipedia一部引用)
美容院とかで髪をセットした時に最後に「シュー!」ってやるあれのことですね。名前の通り、缶に入ったスプレー状のものを指します。
ヘアスプレーの種類・特徴
セットした髪を崩さないようにキープする効果を思いつく方が多いと思いますが、ヘアスプレーにはカチッとセットする効果以外にもあります。大きく3種類の効果があり、タイプ別でそれぞれ販売されています。
①ハードタイプ
先ほど言ったヘアスタイルを固定するタイプのヘアスプレーはハードタイプが該当します。
◆効果:高いセット力と耐湿性
→耐湿性について補足ですが、湿気はヘアセット崩れのもと。雨の日にセットした髪が崩れるというもの降雨による湿度UPが原因ですよね。なので、ただセットする効果だけでなく湿気にも強い成分も入っていることで、長時間ヘアスタイルを固定・キープできる訳なんです。
◆仕上がり:パリッと硬い感触で作り込んだ雰囲気
→形崩れ防止に特化しているので、触るとパリッとした感触で、髪の毛も逆立ったようなピンとした状態にすることができます。人工的に形成したものを固めているので、自然な印象は弱く、作り込んだ雰囲気になります。セット力が強いので1回セットしたらアレンジや髪型変更はほぼ難しいです。
◆おすすめシーン:ビジネス・冠婚葬祭
作り込んだ印象=しっかり手入れしているにつながるので、ビジネス時はおすすめ。また、特に崩したくない時=冠婚葬祭の時に使うことも多いです。
◆おすすめ髪:短髪・アップヘア
カチッとセットなので、長い髪よりも短い髪の方が相性が良いです。長い髪が全部カチッとなっていると動きがなくとっても不自然ですからね。あとは、きちっとセットしたアップヘアを崩さない時に使うのも相性◎ですね。
②アレンジタイプ
先ほどのハードタイプと異なり、ふんわりとした仕上がりになるのがアレンジタイプです。
◆効果:セット効果がありながら再整髪が可能
→アレンジタイプの効果は何と言っても「セットしているけど途中で調整が可能」なこと。先ほどのハードタイプは1回セットしたら、シャンプー等で洗い流さない限りやり直しはほぼできませんが、このタイプなら途中でセットが落ちても自分で髪をクシャッとしたり、クルクルっと巻いたら、その形が(ある程度)蘇ります。
◆仕上がり:ふんわり空気感をまとった印象
→再整髪効果があるのでガチガチしていなくふわっと空気感のある(エアリー)仕上がりになるのがアレンジタイプ。毛髪同士の適度な粘着性と手触りの柔らかさに特徴があるので見ていても全3種類のスプレーの中でも1番自然な印象になります。
◆おすすめシーン:プライベートで好きに髪型を楽しみたい時
→「自然な印象=きちっと感は弱い」ので、整容に厳しいシーンはあまり向きません。制限のない、自由な時間(いわゆるプライベートな時間)に使うの事が多いかと思います。
◆おすすめ髪:ミディアム〜ロングヘア
→1番使われるであろうシーンは「巻き髪セット」の時。クルクルっと巻いた髪型を崩したくない、けどがっちり固めたら不自然。そんな時に、再整髪効果があって程よいセット力と自然な印象に仕上がるアレンジスプレーが相性◎です。
③グロスタイプ
シリコーンやエステル油で髪をコーティングすることで髪に艶を出し、指通りを良くします。ハードタイプ・アレンジタイプのようにスタイリングをキープする力はほとんどありません。
◆効果:髪に光沢を出して手触り改善、セット効果はなし。
→グロスタイプの効果は、ツヤ出しとスルッとした気持ちの良い手触り。つまり、見た目や感触変化といった五感の変化が大きいです。ものによっては、良い香りもついた商品も多いです。油分やシリコーンの成分で髪をコーティングすることで髪にツヤや光沢を出し、指通りの良い髪にしてくれます。そういった見た目や質感などの変化がメインなので、髪型のセット効果はほとんどありません。
◆仕上がり:サラサラでツヤのある若々しい印象に
→ツヤ出し効果に関しては、老けて見える原因である「髪のパサつき」や「白髪」をシュッと一拭きで抑えてくれます。簡単に若々しい印象にしてくれるのが嬉しい効果ですので、マダムの隠れアイテムとして使われる事もしばしば。
◆おすすめシーン:イベント・パーティシーン
→髪質の見た目を変えてくれる効果が高いグロスタイプなので、おしゃれをしていくイベント時や華やかなパーティシーンに活躍してくれる事間違いなし。もちろん普段使い方も○。髪にスプレーするだけなので、毎日つけるのも苦ではないと思います。
◆おすすめ髪:ツヤを出したい・さらっとした指通りにしたい全ての方
→髪の長さを問わず、ツヤを出したい全ての方におすすめ。でも、髪の短い方や生え際にかける時には、地肌にスプレー成分がつかないように、顔や髪から少し距離を話して使用しましょう。
ヘアスプレーの主な成分
ヘアスプレーのタイプや使い方が分かったところで次は成分のお話です。成分の話は説明でつい長くなりがちなので、特徴を簡潔に短く書いていきます。
エタノール
溶剤(他の成分を混ぜ込むもの)として配合。揮発性が高く、速乾性。揮発する際にスッとした清涼感がある。アルコールの部類なので、アルコールかぶれを起こす人は注意が必要。頭皮など肌に直接当たらないように気をつけて!
LPG・DME
噴射剤として配合
コポリマー
スタイリング成分として配合。皮膜を形成して髪をコーティングします。成分の粘性を出す効果も。
シリコーン(ジフェニルジメチコン、ジメチコン、ポリシリコーン)
シリコーンは、水・油両方に溶けにくいので、セット崩れ原因の水分・キープ力阻害の油分と異なる事から、ヘアケア製品にはシリコーン素材がだいたい入っています。髪の表面に付着してコーティングすることで、指通りをよくしてツヤ出し効果も。ヘアセット効果もあり。
ヘアスプレーが肌荒れの原因になる理由
さて、ヘアスプレーが肌荒れの原因になるのは、いくつか理由が考えられます。
①成分が合わない
ヘアスプレーで肌荒れする原因の1番は成分が肌に合わない事。特に多いのが、エタノールと合わない事で肌荒れするパターン。エタノールはアルコールの一種なので、注射前のアルコール消毒がダメな方はこのケースに当てはまることが多いです。肌が弱かったり、敏感な方は地肌につかないように気をつけましょう。
②肌に直接成分が付いてしまう
先ほど言った「髪ではなく、頭皮や顔周りの肌に成分がついている」と肌荒れの原因になります。男性の場合、根元から髪を立たせたいからと言って、直接狙うのはNG!!女性の場合は小顔効果狙いで、フェースラインにおくれ毛を出す場合なども気をつけてください。顔周りにも成分が付着すると、炎症をおこす可能性があります。
③シャンプーで落としきれず残ってしまう
しっかりスプレーでヘアセットした日はシャンプー1回で落ちないことがあります。特にハードタイプなどがっちりセットのケースは注意が必要です。強力なセット成分がいつものシャンプーだけで取れないことも。落としきれなかった成分がそのまま残ってしまうと、肌トラブルを起こすことはもちろん、抜け毛・切れ毛の原因にもつながり、美髪を損なうことにもつながります。
肌荒れ防止・美髪へ導くヘアスプレー使用方法・ポイント
スプレーの噴射は「缶を逆さにしない・程よい距離・まんべんなく」
スプレーを髪につける時は、
・缶を逆さにしない
噴射口を下にして使うと、ガスだけ出てしまい、成分が缶の中に残ってしまうことがあります。せっかく押しても成分が出てこないのはもったいないですから正しく使いましょう。ほとんどのスプレーには「上向き使用」など正しい方法を支持しているものが多く販売されています。
・程よい距離
→スプレーは強力な噴射力で成分を飛ばします。20cmは話して使いましょう。神との距離が近いと成分がたくさんついてべたっとしたり重い見た目になります。
・まんべんなく
→スプレーを固定してつけると一部分にだけ成分がついてしまいます。スプレーを持った腕は、噴射しながら頭の周りをくるくる旋回するように全体につけましょう。
シャンプー前にトリートメントを髪全体に揉み込む
シャンプーだけでなかなか落ちない!という時は、シャンプー前の濡らした髪にトリートメントを揉み込むようにつけると成分が良く落ちます。理由は、ヘアスプレーの主成分もトリートメントの主成分も油できているから。油を水で落とそうとしても弾きますが、油は油で落とせますよね。この性質を利用して落とします。
1度トリートメントで落としたら、改めてシャンプー→トリートメントで地肌まで洗いましょう!
まとめ
今回は、ヘアスプレーは肌荒れの原因になるのか?主な成分・対策方法についてのお話でした。
◆種類
ハード(しっかりセット)
アレンジ(程よいセット力で再セット可能)
グロスタイプ(つや・パサつき防止・香料つきも。セット力無し)
の3種類
◆成分
エタノール:即乾性
LPG/DME:噴射剤
コポリマー:皮膜・粘性成分
シリコーン:指通りなめらか素材・皮膜
◆肌荒れの原因要素
成分が肌に合わない
頭皮・肌に直接成分がついてしまう
シャンプーで落としきれず残る
◆使用方法・落とし方のポイント
スプレーの噴射は「缶を逆さにしない・程よい距離・まんべんなく」
シャンプー前にトリートメントを髪全体に揉み込むと成分が良く落ちる
いかがでしたか?正しい使い方や洗い方を抑えて肌荒れ知らずの髪セット名人を目指しましょう!
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それではまた!
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