【メンズ】日焼け止めの選び方『男性編』

みなさんこんにちは、元美容部員のsukoです。
今回のテーマは男性用日焼け止めの選び方です!
男性だからこそのオススメのチョイス方法をお話していこうと思います。
男性用日焼け止めにも種類がある!!
結論から言うと、男性用の日焼け止めは「使用シーン別」で選べ!です。
使用シーンは大きく3つ。
①日常生活・内勤勤務者向け
②屋外での軽度のスポーツ・営業の外回り
③長時間日光に当たるとき・炎天下でのスポーツ
近年、男性向けとして発売するメーカーさんが増えてきましたが、基本的にこれらの目的・シーンに合わせて効果を期待できる有効成分を配合しているように思います。
①〜③それぞれの特徴を紫外線カットの指数でおなじみの「SPF値・PA値」と最近良く聞く「紫外線吸収剤と散乱剤」の解説を交えながら紹介していきます。
日焼け止め成分について
◆SPF値・PA値について
SPF値・PA値は、紫外線防止効果を示す指標になります。
PA | SPF |
【特徴】
・UV-A を防ぐ効果の指標 ・ 「 + 」が多いほうが効果が高い PA < PA+ < PA++ < PA+++ < PA++++ |
【特徴】
・UV-B を防ぐ効果の指標 ・ 数値が大きいほうが効果が高い SPF10 < SPF30 |
UV-A | UV-B |
【特徴】
・地表面に届く紫外線の 約92% ・皮膚の真皮に到達する ・シワやシミなどの |
【特徴】
・地表面に届く紫外線の 約8% ・皮膚の表皮に到達する ・皮膚の炎症、DNAを壊し |
【日焼け】
・ サンタンの原因となる |
【日焼け】
・ サンバーンの原因となる |
http://kenyu.red/wp-content/uploads/2015/05/UVA-UVB.より抜粋
注意点として、「SPF・PA値は効果の持続時間を表す数値ではなくて、素肌の場合と比を表す(素肌と比較して何倍保護するか)」です。つまり、人によって日焼けしやすい・しにくいという差があるので、一概にこの商品は〜分紫外線カットできます!という表現は間違っているんです。
◆紫外線吸収剤・散乱剤について
紫外線吸収剤:紫外線を吸収する化学物質のこと。紫外線を吸収すると肌の上で吸収剤が化学変化を起こすことで、紫外線の影響を和らげる効果があります。夏に降り注ぐ協力な紫外線にも対応できる位効果が高いのですが、肌が敏感なときは、その化学変化が刺激になる場合もあるので注意が必要です。
吸収剤の代表的な成分は、パルソールA・桂皮酸などがあります。
紫外線散乱剤:紫外線を肌の上で反射させる物質のこと。金属を酸化させた粉体や細かい粘土質の粉が使われていて、名前の通り、紫外線を反射させて肌を守る効果があります。紫外線と化学反応を起こさないので、刺激にはなりにくいですが、強い紫外線を全てカットできるほど力を持っていません。散乱剤の代表的な成分は、酸化チタン・酸化亜鉛・タルクなどがあります。
※http://www.kao.com/jp/qa_cate/facesunscreen_04_02.htmlより抜粋
・吸収剤
メリット:使用感(肌なじみ)が良く、強力に紫外線をガードする
デメリット:紫外線吸収時にエネルギーが発生するので、このエネルギーが乾燥や刺激を引き起こす可能性がある
・散乱剤
メリット:刺激が無く広い波長をガード出来る
デメリット:白浮きしやすく強い紫外線には対応出来ないので、長時間の外出やレジャー時には不向き
ノンケミカルの日焼け止めを謳っているのは、紫外線吸収剤の入っていないものになります。著しく肌荒れをしている状態やニキビがある方は、肌をいたわりながら守ってくれるノンケミカルタイプが安心だと思います。肌荒れ・ニキビの肌につけてもいいんですか?と聞かれたこともありますが、私的にはむしろつけた方が良いと思います。なぜなら、肌荒れしている肌はいつも以上にダメージを受けやすい状態なので、紫外線等の外的要因から肌を守らないとより肌を傷つけてしまう悪循環に陥ってしまうからです。
ちなみに、SPF値・PA値が高ければ大は小を兼ねるでどんな時でもOKでしょ?というわけではありません。確かに店頭へ行けばSPF50以上のものが多く出ていますが、ものによっては肌負担が強いケースもあるので毎日の連続使用には向きません。
また、どんなに高い数値のものでも、あくまで理論上の話であり、同じ紫外線量を仮に1時間で受けた場合と、10時間かけて受けた場合に同様の効果が得られることは、実はSPF・PA測定では保証されていません。
日焼け止めは、時間と共に劣化し効力を失っていきます。それ以上に、汗で落ちてしまったり、ハンカチやタオルで肌を拭うことで取れてしまいます。ウォータープルーフ入りでも擦れは関係ありませんからね。
つまり、数値の高いSPF・PA値のものを使ったとしても、持続時間は
せいぜい2~3時間程度。しっかり日焼けを防ぐには、こまめに塗り直すことが重要です。
筆者オススメの男性用日焼け止めの選び方
①日常生活・内勤勤務者向け
普段、部屋の中にいることが多い方や通勤位しか外に出ない方は、比較的紫外線カット効果の弱めの日焼け止めでOKです。季節で言うと、冬も1年の中で少ない量ではありますが紫外線は出ているので、このタイプの日焼け止めを使えばしっかり対応できると思います。
SPF/PA値で言うと、SPF20-30/PA++程度の表記がされているものがオススメです。
②屋外での軽いスポーツ・営業の外回り
ちょっとした運動や外出の仕事が多い方は少し強めの紫外線カット効果のある日焼け止めを使うと良いでしょう。季節で言うと、春・秋など夏の前後でうっかり日焼けをしやすい時期は②のタイプの日焼け止め使用が安心です。
SPF/PA値で言うと、SPF30-40/PA+++程度の表記がされているものがオススメです。
③長時間日光に当たるとき・炎天下でのスポーツ
海やゴルフ等、屋外で活動される方やフェス・屋外テーマパークで終日活動される方は③のタイプになりますので、紫外線カット効果が高いものを選んでください。季節で言うともちろん夏!紫外線が1年を通して1番強いのは夏ですので、しっかり紫外線カットできる効果が高いものが安心です。
SPF/PA値で言うと、SPF50+/PA++++程度の表記がされているものがオススメです。
オススメの日焼け止めの塗り方
①日焼け止めをつける前に保湿ケアをする
日焼け止めをつける時に、いきなり顔に塗っていませんか?前述でもお話しましたが、紫外線を浴びること自体肌ダメージになりますし、紫外線吸収剤も肌に負担がかかる場合がありますので、日焼け止めを塗る前には化粧水・乳液・クリームなどで保湿ケアをしっかりしてから日焼け止めをつけましょう。乾燥した肌は保湿した肌に比べて紫外線ダメージを受けやすいですし、保湿をすることで肌も滑らかになり、なじみも良くなる効果があります。
②ムラなくたっぷりと塗る
日焼け止めをつける際に、少しずつ出してちょこっとずつつけていませんか?ちょこちょこつけはムラになりやすいので見ためも良くないですし、少しずつ出して正しい量がつけられていない場合、紫外線カット効果が十分発揮されないこともあります。筆者オススメのつけ方は、記載量1回分をまず出して、顔であれば額・両頰・鼻・口の5点に分けて置き、各部位に伸ばしていく方法です。この方法であればムラになりにくく、手にも余らないで日焼け止めをのばせます。腕や足も、肌に1度正しい量をのせてのばす方法がオススメです。
まとめ
男性の日焼け止めを選ぶときには、3種類の「使用シーン」別で選ぶことをオススメしました。
・日常生活(通勤・近所への買い物や散歩など):SPF20-30/PA++
・屋外での軽いスポーツ・営業の外回り:SPF30-40/PA+++
・長時間日光に当たるとき・炎天下でのスポーツ(ゴルフ・海水浴など):SPF50+/PA++++
また、日焼け止めをオススメの方法として、
①日焼け止めをつける前に化粧水・乳液等で保湿ケアをする
②ちょこちょこつけずに1回分出して広げることで、ムラなく塗ることができる
方法を解説しました。
また、日焼け止めは時間と共に劣化したり、汗で落ちてしまったり、肌を拭うことで取れてしまうので、1回つけて終わりではなくこまめに塗り直すことが重要です。(持続時間はせいぜい2~3時間程度)
いかがでしたか?正しい日焼け止めタイプを決めて、正しい量と方法を守って紫外線に負けないスキンケアをしましょう!
それではまた⭐︎
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