オーガニックスキンケアは肌に優しいとは限らない?

スキンケア
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みなさんこんにちは、SUKOです。

本日のテーマは「オーガニック」と「スキンケア」です。

「オーガニック」と聞くと、なんだか安全な成分でお肌に優しそうとか、低刺激そうだし子供にも安心して使えそう、なんてイメージを膨らませる方もいるかもしれません。敏感肌な筆者も実際前まではそう思っていました。

しかし、調べていくと一概に安心安全と言えなさそうな内容がありました。それどころかオーガニック入りのスキンケアが肌への刺激になることも!一体どういうことなのか、早速見ていきましょう!

 

「オーガニックは肌に優しい」とは限らない?

結論から言うと、オーガニックが肌に優しいとは限りません。「オーガニック=絶対安全」の認識は変えたほうが良いでかもしれません。一体なぜなのか。

それは、「なにをもってオーガニックとするか、その定義は実はあいまい」だということです。つまりオーガニックに関する定義やルールは厳格にはない、ということです。ちょっとびっくりですよね。では、いつの頃からオーガニックは流行りだし、なぜ良きものとして認識されたのでしょうか?

 

天然成分と合成成分の時代ごとの関係

 

ちょっと時代を遡ること1970年代。高度経済成長時代から関連する事項はあるのではないかと筆者は考えます。この頃の日本は、経済成長重視するあまり公害が全国各地で発生していました。この時代は、「人工的な物質は人体悪影響を及ぼす」の空気感が生まれたように思います。そこから、「人工的物質」が「合成物」の拡大解釈につながり、「合成物」には危険が潜む可能性を感じる風潮が生まれたように感じます。さらに1990年代、がっつりモリモリメイクが主流だった頃から時代は流れ、2000年代後半以降、作りこんだ成分よりも身近なものや植物系の成分が入ったものが良しとされる時代へと移り変わってきました。この頃、食品偽装や薬品と発がん性の関連した報道が度々流れ、その度に「ケミカルなものは悪」の印象を持たれ、それはやがて「天然由来は良し」の認識が広まったような気さえします。

そんな消費者心理を当然メーカーは汲み取ります。メーカーは当然消費者のニーズに合わせた商品を発売して自社製品を1つでも多く売りたいわけですから、ナチュラル系のキーワードを謳ったもの、「天然成分100%」「新商品!自然派コスメ」を発売し、オーガニックは肌に良いものというイメージを持たせるようになったと考えられます。

 

オーガニックが肌に優しいとは限らない理由

 

さて、次は「なぜオーガニックが肌に優しいとは限らないのか?」について解説していこうと思います。そもそもオーガニックという言葉の説明から。

元は食品関係の言葉で、ざっくり言うと「有機栽培された作物」のことを指します。日本では、オーガニックの認定を農林水産省がしていて、認定されたら「有機JASマーク」という政府のお墨付き的なものがつけられます。でも、この一連の定義も先ほどのオーガニックの定義同様、ちょっとふわっとしています。というものも、有機農作物の定義で「化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」とあるため「オーガニック=無農薬」ではないのです。しかも、同じ働きをする農薬でも、天然原料系はOKで化学合成系はNGという考え方。そして、この認定、主に食品に対して行われている認定で、化粧品分野の認定機関というものは日本には存在しません。

なので、そもそも「オーガニック=100%無農薬」ではないし、化粧品分野の政府認定は存在しないので、オーガニックスキンケアやコスメ作成のルールは割とゆるゆるなのです。この内容を踏まえて想定されることは、食品で認定をもらったオーガニック1種類を入れてしまえば、他の成分が入っていてもオーガニックスキンケアやコスメとして名乗ることも可能な訳です。なんだかルールをうまくかいくぐっている感がすごいですね・・・。

でもちょっと待って!食品でオーガニックの認定が取れてるものは、化粧品としてそのまま使ってもOKだよね?だってそのまま食べれる訳だし。結局、オーガニックは肌に優しいんじゃないの?という考え方があります。確かに食用オーガニックの認定は国関与で行っているのは事実です。しかし、ここで重要になってくるのが食用と化粧品用の素材は全く別物として考えなければいけない、ということ。ここに、「オーガニックが肌に優しいとは限らない」最大の理由があります。

 

食用と化粧品用の素材は別物?

食用と化粧品用の素材は同じでOK?答えは「NO」です。なぜNOなのか。

例えば、レモンを例に挙げてみましょう。レモンには、美肌の元である「ビタミンC」が多く含まれています。当然摂取することは美肌作りにはもってこいです。通常は、経口接収で食べると思いますが、これを肌に貼り付けたり絞ったレモン汁を肌にかけるとどうなるでしょうか?

ここでpH値の話で分かりやすく解説します。レモンのpH値は約2.0~2.5になります。学生時代に勉強したと思いますが、pH値2は相当な強酸性です。食べたものを溶かす胃酸はpH1.5~2.0でレモンとそこまで差がある訳でもないですし、pH値3以下は除菌レベルの効果が出てくると言われています。こうなると、刺激の強いレモンを乗せた肌は水分や栄養分・油分を取られてカサカサになりますし、人によっては痛みも出てくると思います。

こういったレモンの例のように、食べても害はないのに肌にのせるとトラブル化するものは意外とあります。他には、唐辛子とか(血行促進効果はあるが、肌にのせるとかゆみ・痛みの刺激発生)、挙げればいろいろ出てくるでしょう。

でも、スキンケアやコスメの中には食品が入ったアイテムもありますよね。例えば「甘酒成分入り○○」とか「乳酸菌入り○○」とか。これはどうなるの?と思いますが、これは「食品をそのまま使っているのではなく、化粧品用に不純物を取り除いたもの」をスキンケア等に配合しているのです。

先ほどのレモンも正しく抽出することで、酸性を抑えた高純度のビタミンCが生成され、これを集約させたものが「ビタミンCパウダー」的なもので販売されているという訳です。

 

天然成分のリスクと合成成分の強み

先ほどの「不純物」というキーワード、これがまさにオーガニック等の天然成分が化粧品で使う際にリスクになるのです。天然成分のメリットは「農薬を抑えることで非化学的な生成される」ことからくる安心感ですが、自然な分、何が含まれているのか分からないというリスクがあります。自然界は季節は天候に左右されますから、化粧品の成分としてポイントの「品質管理」という面では均一性を取りづらく管理が難しいデメリットがあります。

一方の合成成分は「不純物をきっちり把握できる」ことが大きなメリットです。人工的に生成・調整ができる、つまり成分のコントロールが取りやすいので、均一的な品質管理をしやすい訳ですね。

こういった面から、「自分の肌に合う成分特徴を把握している人」にとっては、天然成分よりも合成成分の方が肌への優しさにつながることがあります。なので、必ずしも「天然成分が絶対肌には安心」ということではないのです。

 

まとめ

今回は、オーガニックスキンケアと肌への優しさについて解説しました。ポイントとしては、

◆オーガニックとはそもそも食品を示す言葉で、何を持ってオーガニックとするか、その定義は実はあいまい

◆オーガニック食品の認定を受ける時に「オーガニック=100%無農薬」ではないし、化粧品分野の政府認定は存在しない。なので、食品で認定をもらったオーガニック1種類を入れてしまえば、他の成分が入っていてもオーガニックスキンケアやコスメとして名乗ることも可能という緩めなオーガニックコスメのルール

◆食用と化粧品用の素材は同じではダメ。理由として、強酸性のレモンのように、食べても害はないのに肌にのせるとトラブル化するものがたくさんある。肌にのせてもOKな食品スキンケアは「食品をそのまま使っているのではなく、化粧品用に不純物を取り除いたもの」をスキンケア等に配合している

◆オーガニックを含む天然成分には自然だからこそ何が入っているか分からないリスクがある。一方合成成分は、人工的だからこそ成分のコントロールが取りやすいので、化粧品で重要な品質管理の面で適している。自分に合う成分が分かっていれば、合成成分でできた化粧品の方が不純物が入りやすい天然成分よりも肌には優しいこともある

いかがでしたか?

ちなみに、MAX COSMETICでは美容情報提供と並行して、様々な肌質の方が安心して使用できるアイテムの開発を検討しています。

新しい情報が出次第、随時お知らせしていきますので、こちらも是非お楽しみに!

それではまた!

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