頭にできたニキビは潰すべき?原因と対策を解説します。

敏感肌のためのヘアケア
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頭皮は髪の毛で覆われているため、ニキビの初期段階では気づきにくい特徴があります。
そのため、大きく膿をもった状態になるまで見過ごしてしまいがち。

シャンプー中やスタイリング中。
ふと頭皮を触ったときにニキビを見つけると、思わず潰してしまいたくなりますよね。
なんとなく、潰した方が早く治る気がするのもわかります。

でも、頭のニキビは本当に潰すべきなのでしょうか?
それとも潰しちゃダメなのか…。潰すとどんなトラブルが起こるのか?

今回はそんな「頭のニキビ」の原因と、できてしまった際の対策を解説したいと思います。

頭にニキビができる3つの原因

まずは、頭にニキビができる原因をきちんと知っておくことが「頭皮ニキビ対策」には不可欠です。
ここでは、代表的な3つの原因についてお伝えしていきます。

【原因1】頭皮に菌が繁殖している

頭にニキビができる原因の1つ目は、「頭皮に菌が繁殖している」ということ。
もともと、私たち人間の皮膚には常在菌と呼ばれる「菌」が住みついていますが、これらのバランスが保たれている場合は、特にニキビや肌荒れを起こすことはありません。

むしろ、常在菌の働きによって健やかな皮膚状態をキープしてくれていると考えられています。

ところが、頭皮や髪が汚れているにも関わらず、きちんと洗わないで不潔にしていると当然ながら「肌に悪さをする菌」がどんどん繁殖してしまうのです。
具体的には、ニキビの原因となるアクネ菌やカビの一種であるマラセチアなどの菌がそれにあたります。

また、皮脂の過剰分泌が起こったり、古い皮脂・角質が頭皮に長期間残ったままになると、これらをエサとして菌がさらに増え続けるという悪循環に…。

かといって、洗いすぎも良くありません。
洗浄力の強すぎるシャンプーで1日に何度も洗髪したり、ゴシゴシ力を入れて洗う習慣が身についている人は、頭皮の天然保湿剤である「皮脂」を除去しすぎてしまいます。
皮脂不足による乾燥も、頭皮の常在菌バランスを乱す原因になってしまい、ニキビを発生させるのです。

その他、シャンプー後にドライヤーを使わず「自然乾燥」することもニキビができる原因につながります。
頭皮や髪が濡れたまま放置していると、体温と高い湿度によってさまざまな菌が活発に動きはじめ、ニキビを作ってしまうことも珍しくありません。

【原因2】肌代謝が低下している

頭にニキビができる原因の2つ目は、肌代謝の低下があげられます。
肌代謝というのは、いわゆる「ターンオーバー」のこと。

年齢によってターンオーバーの周期は異なりますが、健康な皮膚であればおよそ28~45日程度でお肌が生まれ変わるといわれています。
しかし、ストレス、睡眠不足、慢性的な疲労、栄養バランスの偏り、生活習慣の乱れなどが原因でお肌の新陳代謝がスムーズに行われなくなることも少なくありません。

すると、古い角質や酸化した皮脂が肌表面に残りやすくなり、毛穴に詰まってニキビを発生させてしまうのです。

さらに、この古い角質や皮脂に「雑菌」が混ざり込むと、腫れて痛い「赤ニキビ」や膿をもった「黄ニキビ」など、炎症性のニキビができやすくなります。

ちなみに、過度なストレスを抱え込んでいると、髪の毛の「生え際」にニキビが大量発生することがありますが、これもターンオーバーの乱れや皮脂の毛穴詰まりなどが原因だといわれています。

【原因3】シャンプーや整髪料が合っていない

頭にニキビができる原因の3つ目は、お使いのシャンプーや整髪料がお肌に合っていないこと。

特に、ドラッグストアやスーパーなどで安く販売されているシャンプーは、髪の指通りをよくするために大量のシリコン(シリコーン)が配合されているケースも少なくありません。
シリコン自体は「バランスよく配合」すれば、髪をキレイに見せてくれたり、なめらかな手触りに導いてくれたりするものなので、悪いモノではないのも事実。

しかし、安価な原材料で「一般ウケ」するようなシャンプーを作ろうと思うと、どうしてもシリコンを過剰に入れざるを得なかったりするのです…。

お肌が弱い方は、この大量のシリコンにお肌が反応しまうことも。

また、シャンプーやコンディショナー、トリートメントのすすぎ洗いが十分に行われていないと、皮脂・汚れと混じり合い毛穴に詰まって「ニキビ」の原因になることもあります。

体質によっては着色料や防腐剤、香料などの添加物、さらには界面活性剤(洗浄成分)の刺激でニキビができてしまう方も少なくありません。
もちろん、これらの成分が入っているシャンプーを使っていてもニキビができない人もいます。

「友達にすすめられたから」「口コミ評価が高いから」などの理由で新しいシャンプーを使い始めた途端、ニキビがたくさんできてビックリしてしまう方もいるほど。

自分の肌質・体質に合っているかどうか、というのが一番のポイントでしょう。

その他、スタイリング剤や整髪料の洗い残しが「皮脂」と混じって酸化し、毛穴を塞いでニキビの原因になるケースも多いため注意が必要です。

頭にできたニキビは潰すべき?潰したらダメ?

頭にできたニキビって、気になるので一刻も早く潰してしまいたくなりますよね。
しかし、結論からお伝えすると…

頭にできたニキビを潰すのはNG!

「膿や芯を出して、早く治そう」と自己判断で潰してしまうと、ニキビの中にたまっていた菌が放出れて、頭皮でさらに繁殖してしまうリスクがあります。

これにより、ニキビができていた付近に「新たなニキビ」が出現したり、同じ箇所に何度もニキビができてしまうことも!

顔にできたニキビの場合には、潰したあとのニキビ跡が目立つため、うっかり潰してしまうと誰もが「潰さなきゃよかったー!」と後悔しますよね。

でも、頭のニキビは髪の毛で隠れているので、潰したあとの状態をしっかり確認することができません。
そのため、どんなに皮膚がダメージを受けていても、実感がわかないんですよね。

再びできた「かさぶた」を爪や指でカリカリと剥がしたり…なんてことも多いのではないでしょうか。

ところが、見えない頭皮もこれらの刺激によって大ダメージを受けています。
最悪の場合には「毛根」を傷つけてしまい、二度と髪の毛が生えてこなくなってしまう可能性も。

これらの理由から、頭皮にできたニキビは潰すべきではありません!

ニキビごときのせいで、部分的にハゲてしまったら後悔してもしきれませんよ…。

頭ニキビができた!治す方法は?

現在、頭にニキビができて困っている方に向けて、4つの方法をお伝えします。
ほんのちょっと意識を変えるだけで「頭皮のニキビ」を早く治すことができるので、ぜひ実践してみてくださいね。

【頭ニキビを治す方法1】シャンプーは優しく行う

頭にニキビができてしまったときには、シャンプー方法を見直しましょう。
ニキビに刺激を与えないようにすることはもちろん、シャンプー成分が頭皮に直接つかないよう注意することも大事。

シャンプーを液体のまま頭につけるのではなく、手のひらで泡立ててから髪を中心に洗うよう心がけてください。

また、ニキビができているからといって「キレイにしなくちゃ」と洗いすぎてしまうのはNG。
できるだけ短時間で済ませた方がニキビを悪化させずに済みます。

また、シャンプーに含まれている成分が頭皮に残らないよう、丁寧にすすぎを行うようにしましょう。
このとき、柔らかい指の腹部分を使って、頭皮表面を優しく揺らすくらいの力加減がベスト。力を入れたりゴシゴシ擦ったりするのは避けてくださいね。

【頭ニキビを治す方法2】ニキビを触らない・傷つけない

頭皮にニキビができてしまったときには、顔ニキビと同様「触らないこと」が何よりも大事です。
私たちの手指には、あらゆる雑菌が付着しています。

ニキビが気になって、ついつい状態を確かめるべく触ってしまいたくなるのもわかります。
でも、触ったからといってニキビが早く治るなんてことは一切ありません。
むしろ雑菌が入ったり、傷をつけたりして治りを遅くさせるリスクの方が何倍も高いのです。

また、ブラッシングを行う際にもニキビに傷をつけないよう、細心の注意を払いましょう。
うっかりブラシで引っ掻いてしまえば、ニキビを潰したのと同じこと。
ブラシに付いている雑菌が傷から侵入する恐れもあるので、気を付けてくださいね。

【頭ニキビを治す方法3】枕カバーを毎日交換する

頭にニキビができているときには、枕カバーを毎日清潔なものと交換するようにしましょう。
私たち人間は、寝ている間にたくさんの汗をかきます。これは身体だけではなく、頭皮にもいえることです。また、睡眠中には皮脂の分泌も盛んに行われるため、枕カバーは菌の温床になりやすいといわれています。

もしも、「ファスナー付きの枕カバーを毎日交換するのが面倒」という方は、タオルや枕パッドを敷くのがオススメ。
交換する手間もかからず洗濯自体も楽なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

ニキビが頭にできないようにするための対策・予防

せっかく治ったニキビがまた繰り返しできると、憂うつな気分になってしまうでしょう。
そこで、最後に「ニキビが頭にできないための対策・予防」について解説したいと思います。

【頭ニキビ対策1】頭皮に優しい成分のシャンプーを選ぶ

頭ニキビができやすい人は、低刺激・無添加のアミノ酸系シャンプーを使用するようにしましょう。頭皮に優しい成分のシャンプーを選ぶことがポイントです。

一般的なドラッグストアなどで購入できる安価なシャンプーなど、「洗浄力の強い製品」は避けた方が良いかもしれません。
頭の皮脂を取りすぎてしまい、皮膚の常在菌バランス・肌バリア機能が乱れやすくなってしまう恐れがあります。

また、一度ニキビができてしまったスタイリング剤は、無理して使わないことをオススメします。
できることなら、思い切って捨ててしまうのがベストです。

手元に置いてあると「次は大丈夫かも…」と、ついつい使ってしまいたくなるものですからね。

【頭ニキビ対策2】シャンプー時のすすぎを丁寧に行う

無添加や低刺激のシャンプーを使っていても、すすぎをいい加減に行っているとニキビができてしまうことは珍しくありません。

それほど、シャンプー時の「すすぎ作業」は重要だといえるでしょう。

シャンプー成分が地肌に残らないよう、丁寧に時間をかけて洗い流すようにしてください。
このときのお湯の温度は、体温に近い36~38度くらいがおすすめ。
40度以上の熱いお湯を使ってしまうと、頭皮のうるおい成分や皮脂が流れてしまうため注意してくださいね。

【頭ニキビ対策3】生活習慣を見直す

顔のニキビと同じように、生活習慣を見直すことは「ニキビ予防」には欠かすことができません。
質の良い睡眠をしっかりとり、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

特に、良質なたんぱく質、ビタミン類、ミネラルなど「お肌のモト」になる栄養素を積極的に摂取してください。
逆に、脂質や糖質の多いお菓子やジャンクフードは控えめに!
毛穴に詰まりやすい「ドロドロの皮脂」が作られてしまうので、ニキビの原因につながります。

また、現代社会を生きている私たちにとって「ストレス」はいつも隣り合わせ。
ストレスがニキビの原因になってしまうのがわかっていても、なかなか「ストレスフリー」で過ごすことって難しいですよね。

そのため、自分なりのストレス解消法をいくつか用意しておき、ストレス発散を上手に行うようにしましょう。
趣味に没頭する、大好きな音楽を聴く、ひとりカラオケで大声を出す、アロマの香りで癒される、マッサージに行くなど。
どんなことでも構いません。

定期的に「自分をリセット」することは、頭ニキビの予防だけでなく、きれいなお肌や髪を作ることにもつながってきます。

まとめ

今回は、「頭にできたニキビは潰すべき?」というテーマでお話をしてきました。

頭にできるニキビの原因は、ニキビ菌(アクネ菌)や肌代謝の低下など、基本的に顔や背中にできるものと同じです。
しかし、唯一異なるのは「シャンプー」や「整髪料」による刺激があること。

そのため、知らず知らずのうちに、ニキビの発生源へダメージを与え続けていた…なんてことも珍しくないのです。
気付いたときには炎症を起こして「膿をもったニキビ」に成長しているケースがほとんど。

でも、絶対に頭のニキビを潰してはいけません。
何度も繰り返して潰していると、毛穴に負担がかかって二度と髪の毛が生えてこなくなってしまうことも!

ご紹介した「正しい対処法」を実践して、頭ニキビを上手に改善していきましょうね。

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

原宿一人経営美容師MAX戸来

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株式会社マクスタート/代表取締役社長 戸来正博 岩手の美容専門学校卒業後20歳原宿の美容院に務め→21歳退社後フリーランスのスタイリストデビュー→22歳美容...

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