「どのシャンプー使ってもかゆい」その辛い悩みの原因と対策

敏感肌のためのヘアケア
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「どのシャンプーを使ってもかゆい」
「自分に合うシャンプーがまったく見つからない」
「無添加のシャンプーを使っているのに、かゆみが治らない」

など…
気付けば“シャンプージプシー”になって困っている人は、かなり多いようです。

そこで今回は、美容師である僕がその辛い悩みの原因と対策について解説していきたいと思います。
ぜひ、厄介なかゆみに悩まされている方は参考にしてみてくださいね!

どのシャンプーを使ってもかゆい!その原因は?

さまざまなシャンプーを試してみても、頭がかゆくて仕方ない!なんて悩んでいる方。
その原因は一体なんなのでしょうか。ここでは、その辛い悩みの原因についてわかりやすく解説します。

【原因1】シャンプーに含まれている成分に反応

シャンプーには、洗浄剤としての界面活性剤や、シリコン、保湿成分、香料、着色料など、さまざまな成分が配合されています。
もちろん、これらの成分がすべて「かゆみの原因」になるわけではありません。

しかし、化粧品や食べ物などと同様に、「合う・合わない」には個人差があります。
どのシャンプーを使ってもかゆみが出てしまう場合には、なんらかの共通成分に反応してしまっていることも。

成分表示のすべてを細かく確認して、シャンプーを購入している人は正直少ないでしょう。

「オーガニックシャンプーだから安心でしょ」
「天然成分配合って書いてあるし、地肌にも優しいはず」
「ノンシリコンのシャンプーを選んでいるから、大丈夫なはず」

このように、ボトルに書かれているキャッチコピーや商品名だけを信じて、あらゆるシャンプーをとっかえひっかえしている人は、結構多いのです。
でも、オーガニックや天然成分配合だからといって安心してはいけません。

実際に「かゆみ」という症状が出ているのであれば、そのシャンプーはあなたに合っていない可能性が非常に高いです。

【原因2】そもそも洗い方に問題がある

どんなシャンプーを使っても頭がかゆい場合、そもそもの「洗い方」に問題があることが少なくありません。

ハッキリ言って、頭皮の皮脂を根こそぎ洗い流してしまっている人が多いこと!
正直、「そんな洗い方していたら、頭の皮膚が可哀相…」というレベルでシャンプーしている方が大半です。

もちろん、強い洗浄力のシャンプーを使用してゴシゴシと洗っていれば、なんとなくスッキリしたような気分になるでしょう。

しかし、頭皮はそこまで必死になって洗う必要はないんです。
シャワーのお湯だけでも、頭皮汚れの7割は除去できるといわれています。

ちなみに。
顔を洗うときって、すごく丁寧に泡を作ってから優しくなでるように洗いますよね。
これって、顔の肌バリアを壊さないためだったり、お肌に余計なダメージを与えないために行っている人がほとんどでしょう。なにより肌は摩擦が大敵となりますので優しく洗わなくてはいけません!

ところが、頭皮になるといきなり指に力を入れてガシガシ洗い始める人が、かなり多い現実…。
頭皮の状態が荒れ放題になっていたとしても、「これでもか!」という勢いで強く洗ってしまう傾向があります。

頭の皮膚は基本的に髪に隠れているため、自分では「頭皮の現実」をしっかりと確認しにくいことも、ついつい洗いすぎてしまう原因のひとつかもしれませんね。

【原因3】頭皮が皮膚炎を起こしている

どんなシャンプーを使ってもかゆみが続いている場合には、頭皮が皮膚炎を起こしている可能性も否定できません。
乾燥、湿疹、カビ(マラセチア菌)、脂漏性皮膚炎など、かゆみを起こす原因はさまざまです。

特に注意したいのは、皮脂が過剰分泌されることで「マラセチア菌」と呼ばれるカビの一種が異常繁殖してしまうこと。
カビの仲間と聞くと、なんだかヤバイ感じがしてしまうかもしれませんが、マラセチア菌はどんな人の頭皮にも生息している「常在菌」です。

しかし、ストレスやホルモンバランス、自律神経の乱れによって皮脂分泌が増えてしまうと、このマラセチア菌が大量に増殖して、頭皮のかゆみやフケなどを引き起こす原因となります。

▽頭皮のかゆみとストレスの関係性をもっと知りたい方はこちら▽

頭がかゆいのはストレスじゃなかった?!真相を解説します!!

カラー後のかゆみならアレルギーの恐れも!

カラー後にかゆみが続く場合には、カラー剤によるアレルギーやかぶれの可能性があります。

特に、カラー薬剤に含まれているジアミンに反応して起こる「ジアミンアレルギー」と呼ばれる症状が出てしまっている人の場合には注意が必要。
そのまま放置していると重篤な皮膚症状・全身症状へと進行する恐れもあるので、病院で診察を受けた方が良いケースも少なくありません。

▽ジアミンアレルギーについて詳しく解説しています▽

ジアミンアレルギーが治るまでどうやってカラーをしたら良いのか?

どのシャンプーを使ってもかゆいときの3つの対策

頭のかゆみが延々続いていると、勉強や仕事にも集中できず…本当にイライラしてきてしまいますよね。
ここでは、どのシャンプーを使ってもかゆみが治らないときの「3つの対策」についてお話していきましょう。

【対策1】シャンプーの使用を中止して「湯シャン」にする

どのシャンプーを使っても頭がかゆいときには、一時的に「湯シャン」を試してみることをオススメします。湯シャンとは、シャンプーなどの洗浄剤を一切使わずに、お湯だけで頭を洗うこと。

ちなみに。
湯シャンはあくまでも、「試験的」なイメージで行うのがベストです。

なぜなら、長期間シャンプーを使用せず湯シャンだけを続けていると、髪や頭皮のベタつきが気になり始めます。
正直、「髪を洗っていない子」みたいな、不潔感満載の見た目になってしまうんです。

さらに、シャンプーを使わないことによって、独特なニオイを発してしまうことも…。
このニオイについては、「湯シャンをしているうちに気にならなくなった!」なんて方も結構います。

しかし。
実はこれ…自分のニオイに慣れてしまっているだけなんです。(こわい!)

学校や会社であなたのまわりにいる人たちからすると、「○○さん、最近変なニオイするよね…」なんて噂をされてしまうことも。
ちょっと、これは恥ずかしすぎますよね。
自分で気づいていないニオイって、一番厄介なものです。

とはいえ、普段から「頭の皮脂」や「うるおい成分」を過剰に取りすぎてしまっていた人は、数日間の湯シャンでかゆみが改善されることも珍しくありません。
これは、あなたに合わないシャンプーを中止することによって、頭皮の肌バリアがある程度復活するからです。

ぜひ、連休中や予定のない日などに試してみてくださいね。

※注意

上記の方法はお金をかけたくない、超敏感肌向けの方法です。これまで普通にシャンプーをしてきた人がいきなり辞めると様々な害が起こってしまうから理想は上質な洗浄成分と刺激の強い成分(自分に合わない)が配合されていないシャンプーを使用することが大事です。

【対策2】洗浄力の弱いシャンプーを選ぶ

かゆみが気になる方は、できるだけ洗浄力の弱いシャンプーを選ぶようにしましょう。
質の良い成分で作られている「アミノ酸系シャンプー」がおすすめです。

「どのシャンプーを使ってもかゆい!」と悩んでいる人の多くは、市販のシャンプーのなかで色々と試している方がほとんど。
ところが、ドラッグストアなどで市販されているシャンプーのほとんどは、成分表記の1番目から3番目くらいにラウレス硫酸Naが記載されているのが現実です。

界面活性剤のひとつである「ラウレス硫酸Na」は洗浄力がかなり強いため、過剰に配合されているシャンプーは危険かもしれません。

もちろん、ラウレス硫酸Naが完全なる悪だとは言いません。
汚れをスムーズに落とすためにも、必要な成分だといえるでしょう。

ですが、成分表記の上位に記載されているほど、ラウレス硫酸Naが「大量配合」されているシャンプーには注意が必要。
その強い洗浄力によって、本来頭皮を守るはずの皮脂を取りすぎてしまい、バリア機能を破壊する原因になってしまいます。

その結果、「かゆみが止まらない」なんてことにもなりかねません…。

ちなみに、オーガニック、低刺激、無添加といったキャッチコピーを見ると、なんだか洗浄力が弱くて安心できそうな気がしてしまいますが、安易に飛びつくのは危険です!

▽詳しくはこちらの記事をご覧ください▽

オーガニックスキンケアは肌に優しいとは限らない?

【対策3】頭皮や髪の洗い方を根本から見直す

さまざまなシャンプーを使ってみても、「頭がかゆい」という場合には、頭皮や髪の洗い方自体を見直す良い機会かもしれません。

あなたは、これまでどのような方法でシャンプーをしていましたか?

「かゆみが気になるから、指に力を入れてゴシゴシ洗っていた」
「爪を立てて、頭をかくようにシャンプーしていた」
「とにかく地肌にシャンプーが行き渡るように、念入りに洗っていた」

このような人は、ハッキリ言って…そもそものシャンプー方法が間違っているのです。
心を入れ替えて、今日から正しいシャンプーを行っていきましょう。

本来、シャンプーは髪を洗うモノとして作られています。
まず心得ておいて欲しいのは「頭皮はお湯で洗う!髪はシャンプーで洗う!」ということ。

髪を洗う前には、必ずシャワーのお湯(36~38度程度)で3分ほど「予洗い」を行います。
この予洗いで、髪や頭皮の汚れのうち「7割程度」が落ちるといわれているんです。

次に、シャンプーを手のひらにとって軽く泡立て、それを髪の毛に広げていきます。このとき、泡で優しく包み込むようなイメージでシャンプーをしていきましょう。
指先に力を入れず、指の腹を使うような形で髪の汚れを落とすのがポイントです。

洗い流す際には、シャンプー成分が地肌に残らないよう時間をかけて丁寧にすすぐようにしてくださいね。

セルフケアで治らないときには皮膚科で見てもらおう

自分でどんなに正しいケアを行っていても、なかなか頭のかゆみが治らないときや明らかに悪化し続けている場合には、頭皮が皮膚炎を起こしている可能性があります。

万が一、皮膚の病気だった場合…
いくらセルフケアを続けていても、かゆみや皮膚の炎症が進行してしまうことも珍しくありません。

「かゆみが全然良くならない」
「むしろ、日に日に悪化している気がする…」

このようなときには、必ず皮膚科医の診察を受けるようにしてください。
適切な処方薬(塗布薬や飲み薬)で治療を行えば、2週間程度で症状が改善することがほとんど。

いつも頭がかゆいのって、すごく辛いし本当にストレスになってしまうものですよね。
我慢し続けていると「頭皮」にも「ココロ」にも、想像以上の悪影響を与えます。

ぜひ、「これはさすがにマズイんじゃないか?」と思ったら、恥ずかしがらずに病院でしっかり診てもらいましょう。
頭がかゆいなんて、「不潔!」とか「だらしない人なんだ」とか思われるのがイヤだ…と躊躇している方も多いかもしれません。

でも大丈夫。
そんな風に思われたりしないので安心してください。
皮膚科医は「プロ」です。毎日たくさんの症例を見ているため、余計な心配は無用ですよ!

まとめ

今回は、「どのシャンプーを使ってもかゆい」という辛い悩みを抱えている方に向けて、その原因と対策について詳しく解説してきました。

頭皮にかゆみが出る場合には、シャンプーの成分があなたのお肌に合っていない可能性もありますが、そもそものシャンプー方法が間違っていた…なんてケースも少なくありません。
ぜひ、毎日使っているシャンプーと洗い方を見直して「厄介なかゆみ」とサヨナラしましょう!

それでは。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

原宿一人経営美容師MAX戸来

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株式会社マクスタート/代表取締役社長 戸来正博 岩手の美容専門学校卒業後20歳原宿の美容院に務め→21歳退社後フリーランスのスタイリストデビュー→22歳美容...

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